書誌情報

書名:

オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇 上・下


著者名:カイ・バード (Bird, Kai), マーティン・シャーウイン (Sherwin, Martin J.)
原著名:American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer
出版地名:東京 (Tokyo)
出版社:PHP研究所 (PHP Institute, Inc.)
出版年:2007
掲載ページ:上 503/ 下 441

書誌:

カイ・バード Bird, Kai, マーティン・シャーウイン Sherwin, Martin J.. Transl. 河邊 俊彦 Toshihiko Kawanabe. オッペンハイマー 「原爆の父」と呼ばれた男の栄光と悲劇 上・下 . American Prometheus: The Triumph and Tragedy of J. Robert Oppenheimer , , . Pp. 上 503/ 下 441


カテゴリー:

History and Social Sciences

言語:

Japanese

Description:

米国の著名な歴史家カイ・バード (Kai Bird) とマーティン・シャーウイン (Martin J. Sherwin) の共著。理論物理学者の ジュリアス・ロバート・オッペンハイマー(1904 – 1967)は、ロスアラモス国立研究所の所長として、マンハッタン計画を推進し、「原爆の父」と呼ばれた。本書は単なる伝記ではなく第二次世界大戦時の原爆の開発と使用に関する社会史であると言える。本の中で、オッペンバイマ―はギリシャ神話に登場するプロメテウスにたとえられている。彼は、原爆の火を人間にもたらした。しかし彼の場合は、その火は危険だから使わないようにと人々に伝えようとした。ギリシャの神ゼウスは立腹し、彼を罰したのだと言う。戦後に彼は、核兵器の国際管理を提案し、ロビー活動をした。また、彼は水爆をはじめ核兵器に反対したため、冷戦時代に彼の安全は危機に瀕した。当時米国では、「赤狩り」と呼ばれるマッカーシズムが広がっていた時期だった。


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